早稲田大学本庄高等学院

入試の傾向と対策

 

Alma Materは早慶附属合格率100%!

(うち1名は早稲田佐賀のみ合格)

 

そんなAlma Materが今回は早稲田大学本庄高等学院の傾向と対策について公開します!

 

早稲田本庄 英語

 長文2題が柱となり、それに加え文法の独立問題が出題される年とそうでない年がある。長文では発音問題から内容理解まで幅広い分野から出題されている。発音問題は毎年5問程度出題されている。早大本庄で唯一の教科書レベルの基本的な問題であるため、確実な得点源ではあるが、単体で勉強すると非常に効率が悪いので、発音は単語を暗記する際や新出単語を調べる際に同時に覚えること。その際、ただ見るだけではなく、リスニングCDを聴き、自分でも声に出して音読するという語学学習の最も基本的な勉強をおろそかにしてはいけない。長文は長文本体に加え、内容理解の選択肢の英文も長いため、文章を理解できる高い文法力が必要なのは当然ながら、時間内に長い文章(本文と選択肢)を読み切る集中力も必要となる。

 

 

早稲田本庄 数学

合格する生徒と不合格の生徒の違いが分かりやすい学校である。それは2つあり、

1つは補助線のセンスと、

もう1つは約束記号へのアレルギーだ。

 

 補助線さえ正しく引ければ、極端に計算量が多いものもほとんどないため、時間が余ることさえある。逆にうまく引けないとこね繰り返した挙句、答えが出せないことにつながる。正解の補助線引くと解けることを理解するだけでなく、なぜそこに引こうと思えるのかを日々の授業から解説してもらい、その上で授業で得た視点を意識して受験勉強に臨む必要がある。そのようにして図形的センスを磨けば、早大本庄レベルの図形は苦手から得意に変わる。

 

 約束記号は通常の問題集であると演習量が不足してしまいそもそも教科書にはないため、苦手意識を持ちがちだが、実際はガウス記号など典型的なものが多いため、約束記号に特化した問題集をやっておくと得意な分野にすることができる。ただし、他の難関校の約束記号の問題には通用しないので注意すること。時間のない受験生は、せめて関数の再定義などの問題だけは対策しておかないと、初めて見ることになると時間が足りなくなる。

 

 他の分野は特別な対策は必要ないが、逆に言えば標準的な問題で他の学校の対策にもなるので、志望順位が低くても対策しておくと良い。試験日も東京入試の直前のため、2月9日を上手く乗り越えられると、次の日の早稲田実業や早大学院の入試に良いイメージを持って臨めるので、受験プランのメンタル面を考えてもおすすめである。

外部の方へのこれ以上の公表は、大きく合否に影響するため割愛する。

 

早稲田本庄 国語

 時間内に早大本庄の国語でしっかり得点するには、以下の3点を死守しよう。

 

まず1つ目については、本番初見で理解しにくい思想をあらかじめマークしておくこと

2021年にはトマスホッブズの“自然状態では人間は互いに戦うが、お互いの「契約」によって国家を作り、皆がそれに従うことで平和が確立される”という国家論をテーマにして出題されている。国家論や哲学論を題材にした文章は、一般的な問題集を解いて練習し、模試でよい成績を取れていたとしても受験本番時間内に理解することは難しいテーマとなる。国家論や哲学論に特化した対策を行っていく必要がある。

 

2つ目は、入試で頻出の著者の文章は普段問題集などで出会ったタイミングで、問題を解くだけでなく、200字要約を行うなどして著者の主張を把握しておくことだ。

近年であると、2020年では幸田露伴の文章が引用されており、テーマとなっている。幸田露伴の「身体宇宙と頭脳宇宙の統合」という姿勢に入試本番で初めて触れ、飲み込むのはどんな受験生にとっても困難である。事前に自分でかみ砕き理解しておくと本番の内容理解に大いに役立つ。具体的な絶対覚えておくべき著者については、入塾したらすべてお伝えします。

 

3つ目は、普段から意味調べを怠らないこと2018年では「大時代的な」という単語の意味が以下のような選択肢で問われた。

“①奇妙で的外れな ②気取ってきざな ③古風で大げさな ④歴史的で大げさな” 

本番、意味を知らず文脈から予想して③、④に絞れたとしても、はっきりと意味を知っていないと正解することは困難であろう。なんとなくではなく、はっきり意味を知るためには普段からの意味調べは必須となる。