形式:長文が2題50点、文法問題が4題35点、リスニングが1題15点
長文読解の課題文には物語やエッセーが多く出題される傾向にある。物語文やエッセーは説明文と比べ、急に話題や場面が変わることが多くあるので、頭の中を整理しながら読むこと。しかし、文章中に特に難しい文法事項や単語は出てこない(難しい単語が出た場合は注釈が振ってある。)ので、特別な対策をする必要は特になく、1日にテキストの1000語程度の文章を必ず1つは読んで和訳するという当たり前の練習を積んでいれば、読めないということはない。
文法問題は難関高校向けのテキストレベルのものが満遍なく出題される。塾で渡されている難関高校向けのテキストがしっかり身についていれば、何も問題なく解けるものなので、塾で渡されたテキストを最低でも2周し、塾の先生からもらう文法の重要事項をまとめたプリントに記載されていることは必ず覚えること。
また、長文問題の選択肢・文法問題の選択肢ともに紛らわしいものが多い。例えば、inとintoの違い、outとout ofの違いを細かいニュアンスまで理解していないと解けない問題が出題されている。そのため、英単語帳や辞書で出てくる類義語や似た表現は必ずセットでニュアンスの違いまで覚えること。
形式:大問6個(うち小問集合1つ)
中学数学の範囲が満遍なく出題される。逆に言えば、早慶附属や開成のように高校の範囲の問題は出ない。さらにレベルも標準レベルまたは問題集の発展編レベルのため、塾で渡される難関高校向けのテキストを最低でも2周すれば、数学で足を引っ張ることはなくなる。
さらに得意にして得点源にしたい場合は、たまに出題されるパズルのような問題・答えを文章で記述する問題などにもしっかり対応できるようになること。この2つに対応できるようになるためには、数学の思考力・記述力を鍛える練習をすること。
①塾の先生に中央大学高校独自の問題に特化したプリントをもらう
②自分で白紙に答案をつくる
③塾の先生に答案を添削してもらい、改善ポイントを教えてもらう
という練習サイクルを確立するのがよい。
または、早慶の過去問に似たような問題があるので、塾の先生に抜粋してもらい、それに特化して演習を行うのもよい。
形式:大問6つ構成
制限時間50分
合格者平均点は毎年6.5割~7割
ここ数年傾向は安定しており、国語のすべてのジャンルから出題されている。
毎年10点分漢字の書き取りが必ず出題されているので、普段から漢字学習は積み重ねて、確実にこの10点はとりたいところだ。
そして、ことわざや敬語、品詞や四字熟語、そして文学史からも毎年10点前後出題がある。動詞の活用などは、きちんと勉強できているだろうか。後回しにせず国語の文法への取り組みも必須だ。文学史に関しては、作品名・作者名・作者の出で立ちが一致していないと解けない問題も出題されている。
「羅須地人協会」を設立した人物は?その人物の作品は?
と聞かれて答えられるだろうか。選択肢問題にはなっているものの、普段からの文学史への細やかな取り組みが必須だろう。受験期に文学史に追われているようでは、難関校への合格は難しい。直前期に準備不足にならないよう、必要な知識は早いうちから塾の先生に課題をもらうなどして勉強を積むべきだ。
また、漢文・古文でも毎年安定して20点程度の配点がある。漢文に関しては、配点は10点弱にとどまっているものの漢文を四字熟語に直す問題が頻出だ。この問題を正解するには漢文の理解のみならず四字熟語の意味を覚えておかねばならない。
読解に関しては、毎年説明文、小説文それぞれの出題がある。この読解で全配点の7割ほどが占められるが、細かな部分まで見落とさない、丁寧な本文読解という当たり前の学習が普段からできていれば苦労することはない。
ここまで国語の傾向を書いてきたが、勉強せねばならない範囲の膨大さに気が遠くなった方も多いのではないか。もちろん、これらをそれぞれ取り組むのには多大な時間がかかるであろう。中大高校の国語で合格点を取るためには効率の良い勉強が必須であるが、国語の最も効率的な点数の伸ばし方は合否に大きく影響するので外部への公開は割愛する。
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ビル名は"第二弥助ビル"で、一階には萬福餃子房があります。
エレベーターで4Fまでお上がりください。
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